La cathédrale de Rouen

2017年9月30日、フランス、ルーアン大聖堂、水彩

<日記から>ルーアン駅から南下してメインストリート(ジャンヌ・ダルク通り)を行くと欝蒼と繁るクリの大木の並木道になる。栗の実がたくさん歩道に落ちていて、歩きにくいことおびただしい。日本だったら、こんな通行人泣かせの公道など市役所が放っておくはずもないが、ここでは誰も目くじら立てていなさそうなところが微笑ましい。
 オテル・ド・ラ・カテドラルで旅装を解くと、ただちに名にしおうルーアン美術館へ。シニアはケチな料金割引などではなくまったくの無料。常設展がまたすごい。カラバッジョからルーアンゆかりの画家たちまでこれでもかこれでもかと…。フェルメールの10点あまりを並べ立てて2,700円もぼったくる(?)どこかの芸術後進国の美術館などは、少しこのルーアン美術館のツメの垢でも煎じて飲むといい。
 さて、翌日は朝から大聖堂のスケッチ。むかし、越谷の大相模不動尊の山門を描いているときに、いつかモネのようにルーアンの大聖堂を描いてみたいと念じていたのが長い時を経てまさに現実になった、その喜びにうち震えながら絵筆を進めたのだが、夕方までに終わったのがやっと彩色の大まかなところまで。ホテルに戻ってから地元の銘酒カルバドスをちびちびやりながら補筆に補筆を重ね、最終的な完成は帰国して、現地でたくさん撮ってきた大聖堂の写真を並べつつ、あちこちに手を入れるときまで待たねばならなかった。